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WJ32号『NARUTO』第407話「ナルトに宛てて」の感想。(その2)

「その1」からの流れをぶった切るようですが、今週の扉絵ってシホのピンだったんですよね……そして先週の扉絵はシカマルのピンだった……。
これは何かの「暗号」か(笑)。

先週のシカマルといえば、まだ落ち込んでいたナルトに「お前もいずれ(中略)ナルト先生とか呼ばれんだからよ」と言ってましたが、シカマル自身がアスマのことを「アスマ先生」と呼んだのって、数えるほどしかなかったよな確か(ってまた重箱の隅を(笑))。


さて、『イチャタク』を音読させられたカカシを見て、ふと思ったのですが……。
「エロを目的として書かれた言葉を、自分で声に出して言う」という意味では、BLもののボイスドラマに出演する男性の役者さんって、最初はみんな、今週のカカシみたいな心境を味わったりするのかな。
もちろん、言わなきゃいけない台詞はあらかじめわかっていて、しかも「これは芝居なんだから、仕事なんだから」と割り切った上で臨むのでしょうが、でもこういうことって、割り切り過ぎると、潤いというか陰影というか奥行きというか深みというか、文字通り「色気」がなくなってしまうらしいんですね。

以前、ある舞台女優さんのインタビューを読んだことがあるのですが、その女優さんは当時、「舞台の上で脱ぐ」という経験を初めてしたらしかったのです。
別にその芝居は、エロを主目的としたものでは決してない、むしろ難解で、「純文学」みたいな感じだったそうなのですが。
その女優さんは、台本をもらって読んだ時や、稽古の段階ではすごく恥ずかしかったそうなのですが、そこはプロ、いろいろな試行錯誤の末、本番の舞台には臨み、見事に役割をこなしたそうです。
しかし、そのうち、別の問題が……。

舞台ですから、当然、何回も同じシーンを演じることになります。
そうしているうちに、「所詮これは演技なんだから、芝居なんだから」とあんまり割り切り過ぎてサバサバし過ぎるようになってしまうと、今度は逆に、美しくなくなってしまう、ってことに気づいたんだそうです。

役者さんにとっては、「いかに羞恥心をかなぐり捨てるか」ってことが重要なのは最初のうちだけで、その後はむしろ、「いかに適度な羞恥心をキープし続けるか」ってことのほうが大事になるらしいです。
あ、「適度な羞恥心」って、「含羞」とか「恥じらい」とかに言い換えてもいいかも知れませんが。

そして、これは多分、舞台でも映画でもテレビでも、顔出しでも声だけでも、はたまた台詞がなくても、「演技」なら、共通することなんだろうなと思います(っていつの間にか「演技論」になってるし(笑))。


閑話休題。
この『イチャパラ』音読シーン、アニメではどうするんでしょうね。
カカシが汗をダラダラ流しているのを見て、「これくらいの台詞、井上和彦は普通に言うぞ」と最初は思ったのですが、いやいや、井上和彦は役者だがカカシは役者じゃないんだから、混同してはカカシが可哀想だし(笑)。
「役者本人は普通に言える」、しかし「役自身の性格としては、言うのにものすごく抵抗感を持っている」ってどういう演技になるのか、楽しみです(って、このシーンが思いっ切り薄い味付けにアレンジされていなかったら、の話ですが(爆))。

あー、「カカシ、『イチャイチャタクティクス』音読」で急に思い出しましたが、井上和彦は確か、「タクティクス」というアニメで、音響監督を務めていましたよね。(こういう記憶は無駄に飛躍しつながってゆく(笑)。)

んで、暗号の読み方は「ほんものはいない」だそうですが、もしこれがガセだったら、カカシ先生とんだ読まされ損ってわけになりますが、まあそれはないか。
二つめ、三つめの意味があった、とかならあり得るけど、まあどうなるにしても、カカシのあの試練と受難が無駄にならないような展開になるのを祈ってます。


しかし、これ、私の人格が疑われそうで、書こうかどうか迷ったのですが……何というか、『イチャタク』って、思ったほどのエロ本じゃなかったんですけど(爆)。
だって、身軽な身の上の男女が、自由意志のもと、合意の上で繰り広げることなら、別にそれほどの問題はないでしょあれ。
あ、別に「男女」じゃなくてもいいですし(オイ)。
あーそうか、この場合は、「音読」ってところが問題なのか、テキストがどうかってことより……そうですよね。

一旦話は飛びますが、世界最古にして最大のベストセラー・聖書の中の「雅歌(がか)」だって、箇所によってはあの程度には充分エロいですよ……って、よりによって何で聖書を持ち出したのかというと、「葉が邪魔だな…」というあの文の書き出しが、「アダムとエバ」を連想させたから(爆←今回これ多いな)。
そういえば、教会の日曜学校や聖書教室で、この「雅歌(がか)」を音読させられる回に当たってしまったメンバーは、あのカカシみたいな状態になる者も多いんだそうだ……まあ無理もないけど……。

皆さんも、お手元に聖書があったら、何をおいても、この「雅歌(がか)」の部分を読んでみてください(笑)。
英語版のタイトルだと、確か「Song Of Solomon」というのがそれです(って、英語版タイトルを紹介してまで読ませたいのか>私(笑))。
日本語版でも英語版でも、ついでに音読もしてみると、カカシの気分を味わえるかも知れません……あ、別に味わわなくていいですか、そうですか、そうですよね(笑)。


んで、急に場面も雰囲気も変わって、マダラ、ペイン、小南の三者面談(違)。
マダラがペインに「手間取ってるようだな」と言い、ペインは「急な訪問者があってな」と答えてますが、確かに、マダラがペインに、「(九尾は)お前が狩れ。リーダーとして失敗は許さん」と言ったのは、去年のWJ34号「サスケの死…!!」だから、約1年も前のことになります。
ええ、作品世界の中では、1晩明けただけなんですけどね……これ、何回も書いてますけど、書かないと私自身が忘れそうになるんですよ(笑)。
たった1晩延期されただけで「手間取ってる」扱いだとは、“暁”って厳しいなあ。

それから、小南が何かというとペインを持ち上げるのは、何か理由があるのか。
今週は「ペインは無敵…どんなことがあっても九尾は確実に手に入れる」と言ってるし、去年のWJ35号「狙いは…!!」では、「目的(ターゲット)を恐るべしとする言葉は塵に等しい。ペインは負けたことが無いのだから」と言ってたし、絶賛しまくりです。
うーん、ペインってああ見えて実は、「褒めてくれる女が常に傍にいてくれないと自信を持てないタイプの男」だったりして……(んなわけあるか)。

で、新しく加わったペインの1体は、見るからにあどけなくて幼い感じの女の子(ですよね?)。
自来也は死の直前、6体のペインのことを、「こいつら全員ワシの会ったことのある忍だ!!」とモノローグで言ってましたが、あの剥きかけの夏みかんを頭に乗せたような髪型の新入りの女の子も、自来也が会ったことのある忍なのか?
「外見で人を判断するな」みたいなことはイタチ兄さんもよく言ってましたけど、でもそうは言っても、あの女の子がペインの1体となって木ノ葉を襲いに来るのかと思うと、何だかやり切れない……。

やり切れないのと同時に、ラストのページの「暗号未解読のままペイン来襲!!」ってコピーに、すんごく不安にさせられるんですけど……!


WJ32号『NARUTO』第407話「ナルトに宛てて」の感想。(その1)に戻る

++++++++++++++++++++++++++++++
今週の遡及コーナー。
1年前(2007年)のWJ32号でのサブタイトルは「弱点…!!」でした。
サスケが、デイダラの作った球状の粘土の中に閉じ込められるも脱出し、“状態2”からもとに戻った後、デイダラを豪快かつシンプルに1発殴り、C4爆弾を不発にしたトリックを明かした後、「この眼はチャクラを色で見分ける…そう…言わなかったか?」と凄んだ回です。
(掲載巻は→『NARUTO 巻ノ40 (40) (ジャンプコミックス)』。)

2年前(2006年)のWJ32号でのサブタイトルは「“暁”侵攻…!!」でした。
飛段と角都が火ノ寺に侵入してきて、地陸が倒され、一方、ナルトがカカシに教わって修業を開始し、アスマが三代目の墓参をして、「アスマは三代目の息子である」ということが読者に明かされた回です。
(掲載巻は→『NARUTO (巻ノ35)』。)

3年前(2005年)のWJ32号でのサブタイトルは「激しき決意…!!」でした。
サクラが「サソリは大蛇丸のことを何か知っている」と知り、サソリの毒煙に包まれるも起爆札で切り抜け、チヨバアが“父”と“母”の傀儡を出した回です。
(掲載巻は→『NARUTO (巻ノ30)』。)



テーマ:NARUTO - ジャンル:アニメ・コミック


この記事に対するコメント

こんにちは、みつかさん!

カカシ、大変な目に遭いましたね(笑)
どんどんヘタレていくなぁ・・・と思っていましたが、ついに!!(>_<)
カカシなら涼しい顔して、さらっと読んでしまってほしかったけど、やっぱりダメなんですね。本を渡したりせず音読させるなんて、ヘタレさせるための展開としか思えません!!

木の葉丸のお色気の術を見た時のカカシもかなりツボだったのですが、あんなにうろたえるのを初めて見た気がするので、カカシも普通の人間なんだと思いました(笑)
【2008/07/13 21:24】 URL | sora #NwLcMlnE[ 編集]

soraさんいらっしゃいませ!
カカシ先生って、「イチャイチャ」シリーズの黙読はどこででもするくせに、音読することには抵抗感ありまくりなんだ……という、意外な事実が判明しましたね。
っていうか、あれだけどこへでも持ち歩いてこれ見よがしに開いて読んでいたら、「内容がどんなものなのか、音読させられる」って日がいつか絶対来る、ってことは、少しは予想できたんじゃないかと、今になっては思うのですが(笑)。
これに懲りて、今後は「ナルト世代の前では、黙読とはいえ、あんまり堂々と読まない」という方針転換をするかも知れませんね(笑)。
【2008/07/14 21:56】 URL | 管理人みつか #/QqAxzGI[ 編集]


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