フランス人は10着しか服を持たない(わけがない)。
ちょっと前から、この本が評判らしいですが。 ↓
↑ よく読んでみたら、「季節ごとに10着だ」という意味だったり、「コートやスーツは含まない。トップスやボトムスとして、単独で着られるものが10着だ」というような意味だったりして、「ええーっ!? たったじゅっちゃくぅーっっ!!??」ってことではなかったなあ(汗)。
それに「季節ごと」とはいえ、フランスの多くの地域では、日本の多くの地域ほど、気温の年較差が激しくないと思う。 日本じゃ、「真夏は35度、真冬は5度」とかの極端な年較差に合わせた服を、働く庶民ほど持たなくちゃならないし。
それにそれに、日本の多くの住宅事情は、多分、フランスの住宅事情より悪い。
つまり、「狭い家に、気温5度くらいから35度くらいまでの間に対応できる服を、1人1人持たなくちゃならない」ってことになるから、「服が多くてごちゃごちゃする」となるのは、ある程度はアタリマエ。
それにそれにそれに、これはある女性スタイリストさんが、以前エッセイで書いてたことだが。 「日本ではよく『パリジェンヌは、驚くほど少ない数の服を、驚くほど様々な組み合わせで着こなす』などと書かれるが、パリジェンヌ全部がそういうわけなのでは決してない。 ある程度豊富な量の、それも新しい服を持っているパリジェンヌもたくさんいる」んだそうだ。
んー、やっぱり日本の女性は、「フランス人は」とか「フランス女性は」とか「パリジェンヌは」とかいう枕詞に弱い、ってことなのかなあ。
それに、パリジャンあってのパリジェンヌですからね。 日本の男性がいつまでも「日本男児」なんだとしたら、女性ばかりがパリジェンヌの真似をやっても、ねえ……まあ、日本の女性は総じて真面目だから、自分が余計消耗するようなことも、「もしかしたらこれで何かが良いほうへ変わるかも」という望みをかけて、一生懸命やっちゃうのかも知れませんが。
――とか何とか、私も他人事みたいに語ってないで、服の整理にもうちょっと精を出そう(汗)。 (今の季節は、マスクをすると暑くて参る(汗)。)
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