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WJ50号『NARUTO』第424話「決断!!」の感想。(その3)

アニメで「ベストも額当ても吹き飛ばされて、スウェットスーツ(もどきの)姿になったカカシ」を観たせいか、その夜から翌朝にかけて、(私が)すごくあったかいスウェットスーツを買って喜んでいる」という夢を見てしまいました……スウェットスーツくらい、夢の中じゃなくても買いなさいよ>私(呆笑)。


さて、「感想。(その2)」との間に1回、アニメの感想を挟んでしまいましたが、原作の感想をまだ続けます。

地下に潜っているダンゾウが、「これで綱手時代は終わる」と言ってますが、「綱手時代」と言ったって、綱手が火影になってからはまだ4年くらいしか経ってないぞ、と揚げ足を取りかけて、「そうか、ダンゾウにとっては、綱手の祖父である千手柱間が火影の座に就いた時から今に至るまで、木ノ葉の里は言ってみれば『綱手時代』だったんだろうな」と思い直しました。
自来也が綱手に言った「“根”の者には気を付けておけ」って、このことを言っていた、と見るのが妥当でしょうね……。


私は、約8ヶ月前である今年の3月に、アニメのほうの感想で、ダンゾウのことを、

<「サスケの里抜けから2年半も待ってないで、里抜け直後にでもサスケを暗殺しようとは何でしなかったのかな」とも思ったのですが、「サスケに接触する任務命令は、いずれ火影である綱手が必ず、表立って下すはずだから、そこへ便乗したほうが都合がいい」と思って、その機会を待っていたのかも知れないしな。>

と書いてました。
まあこれは妥当な分析だったんじゃないかと思います。
(その時の記事はこれ→アニメ「NARUTO疾風伝」第51話「再会」(サスケ登場!激動のNARUTO疾風伝スペシャル前半)の感想。


でも、約半年前の5月には、

<天地橋の任務のあたりを読んだ時、「大蛇丸の器となるべき、写輪眼持ちの忍者」、つまりサスケは里にとって充分危険な存在なんだ、ってことは私にもわかったんですが、もとをただせば、少なくとも“木ノ葉崩し”前後は、里にとっていちばん危険だったのは、大蛇丸のはずでしたよね。
怪しげな人体実験をいっぱいやった挙句に里を抜け、「写輪眼を持つ者に転生する」ってことを目的としてサスケに呪印をつけ、大々的に火影とサシで対決までして、結局三代目火影は死んじゃったんですし。
フィクションに「たられば」を言ってもしょうがないですが、ダンゾウも、里に仇なす最たる者である大蛇丸を抹殺したいなら、大蛇丸が三代目に呪いをかけられて弱っていた時を狙えば良かったんですよね。>


と書いていたんですが、こっちについては、今になってみれば、「大蛇丸を追跡・追撃する」なんて大掛かりなことに必要な人員を集めたり送り出したりすることまでは、いくらダンゾウでも、簡単にはできなかったんじゃなかろうか、と思い直しました。
(その時の記事はこれ→WJ25号『NARUTO』第400話「地獄の中で」の感想。(その2)


そして、ダンゾウが、“木ノ葉崩し”の直後に、弱った里に追い討ちをかけて自分がのし上がろうとしなかった理由が、今頃になってちょっとわかったような気がしてきました。

その理由とは、「当時はまだ、イタチが生きていて、“暁”の中から木ノ葉の里に睨みを効かせていたから、ダンゾウは自分が火影になったところで、懸案事項の『うちはの生き残りであるサスケを始末する』ってことはできなかった」から。

「イタチは“暁”に身を置き、木ノ葉の里を外部から、“暁”を内部から監視する」
って状態は約8年
「大蛇丸はサスケを手元に置き、転生可能なタイミングを待つ」
って状態は3年近く続きましたが、それが一気に崩れて「イタチVSサスケ」→「イタチ死す」となったのが、作品世界の中でいうと、ここ数週の間のことなんですよね。
ダンゾウとしては、フランス革命後のナポレオン・ボナパルト並みにタイミング合わせてるつもりなのかも知れません。

ダンゾウが、矛先を、「大蛇丸の器となるべきサスケ」から「九尾を狙う“暁”」へとシフトさせているのも、
「大蛇丸が死んだのなら、サスケを警戒する必要はなくなった」
「イタチが生きて“暁”にいる間は、“暁”が本気で木ノ葉を害するはずがない(=イタチが死んだ今、“暁”は本気で木ノ葉を襲撃してくるはず)」
ってことをわかってるから、でしょうね。
(本当は、サスケを警戒する必要は前にも増してありまくりなんだけど、これは木ノ葉サイドは誰も知りようがないから、しょうがないよな。)


えーと、自分の昔の記事ばかり引用するのも何なので、今週のWJから引用しますと……。
ダンゾウは「だが“暁”に九尾をくれてやる訳にはいかぬからな。その可能性は排除した」と言ってますが……ダンゾウには、今の木ノ葉と“暁”って、同じくらいの敵なのか?
初代火影の創設した木ノ葉の里が、そこまで不満か……だったら、いっそ里抜けして、自分の里でも作れば良かったのに……。

そして、初代火影の方針を受け継いでいる木ノ葉の現状が不満なら、今のサスケとは、むしろ利害が一致するんじゃないのか。
今のサスケは「千手の木ノ葉が許せない」と思ってるんだし、ダンゾウがかつて自分を暗殺しようとした(らしい)ってことは知らないし。

あー、でも、サスケも今となっては“暁”の一員だから、「ダンゾウとサスケが共闘」なんてあり得ないか。
サスケはマダラに「ダンゾウ、ホムラ、コハルたちはうちは一族を危険視し続け、最終的に一族は滅亡に追い込まれた」と吹き込まれてるし。
私とて、ダンゾウとサスケに手を結んで欲しいわけじゃ決してないし、サスケにしたって、木ノ葉の内輪揉めの事情なんて知ったことじゃないだろうし。

「姫も火影になった女だ。カツユの術を使用する以上全滅はない…それなりの死傷者は出るであろうが」ということは、今の木ノ葉を丸ごとそっくり掠め取れなくてもOKってことですよね。
ダンゾウが、弱体化した木ノ葉の里の火影になりたい理由って何だろう……鶏口となるとも牛後となるなかれ、とか、そういうつもりなんだろうか?

それにしても、「“暁”に九尾をくれてやる訳にはいかぬ」って言い草は何だよ、まるで自分が九尾の面倒を見てきたみたいな言い方じゃないか、と思ったんですが、でも、九尾を抱えたナルトのことをよく知らないからこそ、こういう言い方が出るんだろうな。
だがな、ダンゾウは、今現在、木ノ葉に死傷者が出ていることを、「ワシにとっては必要な犠牲だ。ワシが火影になるためのな」と言ってますが、そういう、人を人とも思わないようなトップを持ってしまった組織は必ず衰退するもんだぞ、そのトップがどんなに強行策を立ててもな(と、組織で働く、しがないサラリーパーソンの恨み節(笑))。

でも、「戦争請負組織を作る」と宣言していたペインに比べると、ダンゾウのほうがまだしも人間味を感じさせるような気がするのは何でかな……(まあペインは実際、人間ではないっぽいですが(笑))。
ダンゾウは、何だかんだ言って、里を抜けてはいないし、「あれはあれで里の将来を思っての言動だ、歪んでしまったにしろ、里を思う気持ちは今でもあるんだ」と思えるような余地も、まだどこかにあるからかな?

「“暁”に九尾をくれてやる訳にはいかぬ」という言葉も、もうちょっと言い方を変えさえすれば、考えとしてはあながち間違ってもいないしな……ナルトを知っている読者としては、ナルトの人格をまるで無視したこの言い方自体にはカチンと来ますけど。

ダンゾウって、ひたすら臥薪嘗胆、虎視眈々の人生を送ってきたように見えて、実は初登場のシーン以降、けっこう隙だらけの言動を見せてるんですよね。
天地橋編の序盤で、「綱手がサクラといる場所へわざわざ足を運んで、綱手に嫌味を言う」なんて、極秘に計画を進めたい者の取る行動とはとても思えなかったし。

ダンゾウはダンゾウで、何かのために捨て石になる覚悟ができていて、「ワシが火影になるためのな」と思っているのなら、まだ救いがあるけどな……だいたい、もう72歳で組織のトップの座に初めて就くとなれば、「後生のために身を捧げる」って視点は絶対に必要だと思うんですけど。

「ワシにとっては必要な犠牲だ」と言ったって、今木ノ葉を襲っているのはペイン小南ですが、この後には木ノ葉に敵意を漲らせたサスケも来るはずだし、その背後にはマダラだって控えているんだし、いったいいつをもって「上のほとぼりが冷める」とみなすつもりなんだこのジイサン。
ダンゾウの言うような「ほとぼりが冷める」時なんて来ないかも知れないし、来たとしたって、その前に自分の寿命が尽きる可能性だってあるんだぞ。

“根”は解体されたとのことですが、ダンゾウは未だにけっこうな数の“根”の者を従えているようですし、あの“根”の者たちも、ダンゾウに何かしら理想を見出しているんだろうか……。


あー、この「感想。(その3)」、まるまるダンゾウのことで埋まってしまったじゃないか……肝心の「あの人」の安否についての語りに、なかなか入れないよー!(笑)
私、現実の世界(の、主に職場)で、「何を考えているのかさっぱりわからない、あるいはその場その場の思いつきで支離滅裂なことばかりを言う中高年のオヤジ」に振り回されていた期間が長かったので(笑)、今でも、(たとえフィクションとはいえ)ダンゾウみたいなキャラを見ると、もう自動的に自己防衛本能のスイッチのようなものが入って、「こいつ何を企んでるんだ」と考え始めてしまうんですよ……まあ、堂々巡りになるんですけどね、現実でも、フィクションでも(笑)。

「感想。(その4)」では、「あの人」の安否について語るぞ絶対!(宣誓)


WJ50号『NARUTO』第424話「決断!!」の感想。(その2)に戻る

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テーマ:NARUTO - ジャンル:アニメ・コミック


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